怪盗オッタの日記 -12ページ目

ワタシ専用

オッタです。
ワタシはヨーロッパの山奥にあるオタティーヌ城の住民。
坪とか面積とかよくわからないので詳しい大きさはお伝えできないけど、あまりに広くて、たまに知らない人がお城の敷地内でキャンプしているみたい。

そんなに広いお城には、ワタシ以外に住んでいる人がいないの。怪盗という職業柄、世界中を飛び回っているから各地にお友達もいるし、遊びに来てくれる人もいっぱいいるけど、でも、住んでいるのはワタシ一人。

犬って基本的に群れる習性なんだって?
だから、ワタシもさみしいと思うときたくさんあるの。

だけどね、一人でお気に入りのお洋服、長靴、マントとかを見ながらあれこれ考えていると、一人も気楽でいいやって思えるの。

でも、ワタシ専用のお城があるなんてステキでしょ?

オッタより

☆写真のお城はイメージ。ほんとうのお城は見せちゃうと重要な手がかりになるのでできないの。

オッタから

12月になりましたね。
毎日寒くて、寒くて、本当に辛いです。

オッタは寒いのが苦手なので、このクリスマスシーズンは南国へ逃げようと計画しているらしいです。私にいっぱい仕事押し付けて。。。

さらに、追い討ちをかけるようにオッタから小包が届き、開けてみるとなんとアイスクリームの山、山、山!

何でもお気に入りのアイスらしく、急に思い立って送ってくれたらしいのです。夏は送ってくれなかったっていうのに。。。

アイスは好きだけど、東京アジトは今暖房が壊れていて寒いの!参ったわ。

このアイス、『88』って名前なんですよ。だから、自分のためにできたアイスと勘違いしているみたい。ぷぷ。おかしな話ですよね。
でも、これがなかなかおいしいんです。

早く暖房を直して、暖かい部屋でアイスを食べたいわ。冬に暖かい部屋でアイスを食べるって、ちょっと贅沢な気分になりますよね。

東京アジトより


怪盗オッタ、再び参上!

意味なく、再び参上!した。
だって、忘れられちゃうかもしれないんだもん。。。

昨日ね、初めてワタシにメッセージが届いたの。
誰もメッセージくれないんだもん、さみしいと思ってたの。

怪盗って、孤独なんだ。
ワタシ、悪い怪盗じゃないのに。。。

オッタより

私服公開

ワタシの私服を公開!
ファー付きのワンピースと流行のムートンブーツ。
ムートンブーツは大好きなピンクです。
お仕事のない日は、女の子らしいお洋服がいいの。

オッタより

Yitzhak再び

先日ご紹介したスウェーデン・ストックホルム在住の友犬イットシャック。田舎のおじいちゃんの家でお庭仕事を手伝ったりと、すごく働きものなの。こーんなに大きな木も、軽々と運べちゃうんだよ。すごいね、イットシャック。

こういう光景を見ると、ワタシにも本当はこんな生き方があったのにな、ってさみしくなっちゃうの。どうしてワタシは怪盗なんだろう。。。


オッタより

マスクコレクション その1

Hej!
今日はワタシのマスクコレクションを公開。この星型マスクと星模様の長靴を合わせると、まるで星のお姫さまみたいになるの。うふふ。

オッタより

マントコレクション その1

怪盗っていえば、やっぱりマントでしょう。
ワタシもマントたくさん持ってるの。これは「8(オッタ)」印の特製マント。
タグにちゃーんと「8」って入ってるのよ。かわいい?

オッタより

長靴コレクション その1

ワタシはファッションにはそれなりのこだわりがあるの。一応女の子だからね。長靴は、中でもお気に入りアイテムでたーくさん持ってるのよ。これはワタシの大好きなピンク色だし、これまた大好きな星もついてる!かわいいでしょう?

オッタより

道具1 ポータブル時計型テレビ電話

この時計型テレビ電話はワタシの必需品。お仕事の依頼や関係者との連絡にいつも使ってるの。世界中のどこにいても使えるし、何といっても手先が器用じゃないワタシでも簡単操作でバッチリなのよ。


オッタより

国民的英雄の闘牛Tの話

オッタから今、スペインで大変話題になっているニュースが届きました。

『今日、スペインの国民的英雄の闘牛Tが亡くなり、各地で国葬が行われた。悲しみに明け暮れるスペイン国民。人々は闘牛Tの写真入りのプラカードを掲げ、泣きながら追悼パレードに参加した。

ことのはじまりは、2年ほど前に遡ります。
闘牛Tと闘牛士Mは最高のパートナーでした。闘牛士Mは闘牛士のくせに闘牛を殺すことができず、闘牛Tと契約を結んでいました。「俺はとどめを刺すことができないんだ。お前、頼むから死んだふりしてくれ」と。こうしてコンビになった2人ですが、次第に国民にも真相が知れ渡り、いつしか大人気コンビへとなったのです。2人が闘牛場に登場する日は、席は満員で立ち見の観客で溢れました。もう、それはすごい人気だったのです。闘牛Tには特権が与えられ、常に闘牛士Mと行動を共にすることが許されました。牛のくせに、BARだろうがレストランだろうが、闘牛Tは闘牛士Mの行くところはどこへでも入ることができたのです。

特に国民の人気を集めたのは、闘牛Tの方でした。不死身の牛として、まるで神様のような扱いを受けていました。やがて、闘牛士Mは、「あいつはただの牛じゃないか!そうさ。ただの牛なんだ。俺がいてこその闘牛ではないか!」と闘牛Tの人気に嫉妬するようになったのです。そして、ついに闘いの最後に禁断の、とどめをさしてしまったのです。

闘牛Tの死亡は一気にスペイン国民に知れ渡りました。ショックのあまりに心臓発作を起こして亡くなる人が続出しました。スペイン国営放送は番組予定を変更して闘牛Tの追悼番組を毎日放送しました。「スペインは偉大なる財産を失った」と。

そして、当然ながら国民の闘牛士Mへの怒りは頂点に達しました。闘牛士Mは、常に誰かに命を狙われるようになりました。家は放火され、外を歩いていれば車にひき殺されそうになり、もう国外へ脱出する以外に生き延びる方法はなくなったのです。

一日も早く、スペイン国民に笑顔が戻ることを願っています」

とまあ、こういうことらしい。ちなみにオッタは闘牛Tが殺される瞬間をVIP席で観戦中に目の当たりにしたとか。



注:この話はフィクションです。くだらなくてごめんなさい。。。。